怒りの感情とうまくつき合うには

この記事では「怒り」をテーマに、

  • なぜ怒りという感情が生まれるのか
  • 怒りの感情とどう向き合っていくのか

について、ブッダの教えと心理学を交えて
一緒に考えていきます。

人は大なり小なり、怒りを感じる生きものです。

わたしも、あとから考えたら、
「なんであんな小さなことでイライラしたんだろう」
「そんな怒らんでも良かったのに…」
と思うことがしょっちゅうです笑

そもそも怒りを感じること自体は、
悪いことではないとブッダも説いています。
(それだけでも少し救われるような気がします)

大事なのは、怒りの感情と「どう向き合っていくのか」なのだと。

では、具体的にどう向き合っていくのか、
一緒に見ていきましょう。

怒りは悪い感情なのか?

怒りという感情は、決して悪いものではありません。

怒りは、

  • 自分が傷ついたとき
  • 大切なものが守られていないと感じたとき

に生まれる、自然な感情です。

また心理学では、怒りは
自分を守ろうとするこころの反応とも言われています。

ですが、その怒りが強くなりすぎると、
人を傷つける言葉や行動につながることがあります。

だからこそ大切なのは、怒りをなくすことではなく、
怒りとうまくつき合うことなのだと気づきました。

ブッダは怒りとどう向き合う?

仏教には、「怒りは怒りでは消えない」という教えがあります。

怒りは怒りによっては消えない。
ただ慈しみによってのみ消える。

ブッダは、怒りに怒りで返してしまうと、
感情の連鎖はどこまでも続いてしまう、と説きました。

たとえば誰かに強い言葉を言われたとき、
同じように強い言葉で返してしまうと、さらに大きな怒りが生まれてしまいます。

ですが、その連鎖のどこかで一度立ち止まることができれば、
その流れを止められるでしょう。

と、頭ではわかっていても、それをコントロールするのがむずかしいのが、
怒りのやっかいなところですよね?

ではつぎは実際に、怒りと向き合う具体的なメソッドをご紹介しますね。

怒りと向き合うメソッド

怒りを感じたときは無理に感情を消そうとせず、怒りとほどよい距離を置くことが大事です。

怒りを感じたとき、すぐに感情を変えることはむずかしいものです。

そんなときは、
怒りと少し距離をおくことが助けになることがあります。

たとえば

・ゆっくり深呼吸をする
・その場を少し離れる
・すぐに言葉にしない

心理学では、
感情は時間がたつと少しずつ落ち着いていくと言われています。

ほんの少し立ち止まるだけでも、
こころの動きは変わることがあります。

それでも怒りがぶり返してしまうとき

怒りがぶり返してしまうのは、怒りの奥に「傷ついた」などの別の感情があるから。

アンガーマネジメントにおいて、
「6秒待つと怒りはおさまる」と言われており、わたしも
さきほど紹介した、

・ゆっくり深呼吸をする
・その場を少し離れる
・すぐに言葉にしない

を実行しています。
するとたしかに、その場の強い怒りは少し落ち着きます。

ですが、いったん落ち着いたからと相手と話そうとすると、
また怒りがぶり返してしまって、
けっきょく冷静でいられなくなることがあります(泣)。

でもこれは決してめずらしいことではなく、
ちゃんとした理由があるのです。

それは、怒りの奥には

  • 傷ついた
  • 悲しかった
  • 大切に扱われなかった
  • 理不尽だと感じた

という、別の感情が隠れていることがあるからです。

6秒ガマンし、たとえ怒りの感情だけが消えたとしても、
傷ついた、悲しかったという感情は癒されていない(納得していない)ため、
いつまでもその出来事を思い出してしまうのです。

では、怒りがまたぶり返してしまったときは
どうすれば良いのでしょうか?

奥にあるもうひとつの感情に気づく

相手と冷静に話そうとすることよりも大事なのは、怒りの奥にある感情を自分で理解することです。

たとえば、

  • わたしは傷ついたんだ
  • だからわたしは悲しかったんだ
  • 理解してくれないことが悔しかったんだ

と、怒りの奥にある感情に気づくことからはじめてみませんか?

怒りはあくまでも、表面に見えている感情にすぎません。

そこで自分の本当の感情に気づけると、
怒りは少しやわらぐかもしれません。

あなたのその怒りの奥には、どんな感情が隠れていると思いますか?

怒りを完ぺきに抑えようとしなくてよい

本当に冷静になれるまでに必要な時間は、人それぞれです。

6秒はあくまで、
表面に出ている「怒り」そのものを遠ざけるための目安です。

気づいた本当の感情が落ち着くまでは、さらに時間がかかるでしょう。

それは人により、一時間、半日、一日と、変わってくるものです。
(感情によってはもっとかかってもおかしくないですよね)

ちなみにわたしは最近になって、
「寝たら忘れる」
ということがわかるようになってきましたよ(笑)

怒りもまた移りゆくもの

仏教では、すべてのものは移り変わると考えられています。

それは、感情も同じです。

どんなに強い怒りも、
ずっと同じままでいることはありません。

時間がたつと、
その感情は少しずつ形を変えていきます。

また仏教では、怒りは完全に消えなくても良い
という考え方があります。

ブッダは、怒りそのものが悪いのではなく、
感情に振り回されないことが大切である、と説きました。

深呼吸をして、
「この感情は永遠ではない」と少し自分をふかんして見られたら…。

それだけでこころが少し整うかもしれませんね。

まとめ

怒りを感じた日も、
こころがざわつく日も、

その感情は、やがて静かに変わっていきます。

仏教には、
「日日是好日」という言葉があります。

どんな日も、
あなたにとってかけがえのない一日だという意味です。

この言葉については、
次回、くわしく書いていこうと思います。

あなたの怒りが、少しずつでも静かにやわらいでいきますように。

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